淡路町から歩いて会社まで戻る途中で、中央線のガードをくぐります。そのガード下には神田祭の絵が壁に書かれています。下町らしい絵でいいですね。来年は神田祭の年ですよ〜♪
ボタン、ファスナー、生地など洋服の資材を扱う株式会社クロップオザキの2代目社長の尾崎博之(@cropozaki)です。
さて、今日のお話は、「『お客様』という言葉」についてです。
B-to-Bでは「客」と言う?
私たちの仕事は、B-to-Bです。B-to-B というのは、小売業のように一般消費者や個人に販売するのではなく、会社に販売するビジネスです。当社であると、アパレルメーカーや商社、縫製工場などが顧客になります。会社が相手であるからか、ずっと顧客のことを「お客様」とは言っていませんでした。お恥ずかしい話ですが・・・。小売業の方から見たら信じられないですよね。
では、なんて言っていたかというと、「客」だとか「客先」なんて言っていました。「客」と言うのは、呼び捨てにしているとの一緒のことですが、「客」というのが普通だと思っていました。研修で指摘され、初めて、顧客を「客」と呼ぶのは無礼なことなのだと知りました。その後、「お客様」と言うようにし、社内でも「お客様」と言うように指導してきました。あれから3年くらい経ちますかね。初めは慣れないので「お客様」と言うのに抵抗を感じましたが、今では普通に出てくるようになりました。
逆に他の会社に行って商談などしていて、「客」と言っているのを聞くと違和感を覚えます。先日も商社の方と話していて、相手が「客」という言葉を使っていました。大きな会社の方でも「客」と言うのだなと少し驚きました。
「顧客第一主義」なのに「客」?
当社もそうですが「顧客第一」だと掲げている会社が、社内では「客」と言っていたら、おかしいですよね。「客」と言った時点で、顧客を顧客だと思っていないような感じがします。しかし、前述のようにB-to-Bだと「顧客=会社」であり、人ではないから、「お客様」という感覚が起こらないのもわかる気がします。
言葉だけの話なので、どっちでもいいのではという声も聞こえそうですが、やっぱり言葉から気をつけていかないと、行動にも表れてしまいますからね。とか言いつつ、まだウチのスタッフ間でも、時々「客」と言っているのを聞きます。もし、どこかでウチのスタッフが「客」と言っていたら、注意してくださいね(笑)
ちなみにこの人たちはお客様を楽しませる天才でした(笑)
今日の教訓
言葉が行動を変える!
今日のボタン
SS向けのメンズジャケット。ボタンは白蝶貝風のポリエステルボタンですが、真っ白ツヤツヤです。2層の原料で、上がツヤツヤ半透明の貝調、下が真っ白の原料で白が際立っています。おそらく表面はコーティングもされています。
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