今回はテープのお話。洋服に使うテープには、いろいろな用途があります。装飾で使うテープもあれば、機能的に使うテープもあります。アンコンジャケットの縫い代を隠すのにもテープが使われます。今回、そんなテープの中でストレッチバインダーテープというものをご紹介します。
ストレッチバインダーテープとは?
ストレッチバインダーテープとは随分と長ったらしい名前です。まず、ストレッチというのは、皆さんもご存知の通り、伸縮性のこと。テープにポリウレタンが入っていて伸縮します。バインダーというのは2つ折りにして生地を挟むことを言います。上の写真のアンコンジャケットに使っているエンジ色のテープもバインダーテープです。でも、このテープはストレッチ性がありません。今回紹介するのはストレッチ性があって、バインダーとして生地を挟んで使えるテープ。これがそれです。
サイズ部分は幅なのですが、普通のテープと違って「10×10㎜」とか書かれています。これは2つ折りするラインがテープに入っていて、2つに折ると10㎜に仕上がります。広げると20㎜あるという意味です。
ストレッチバインダーテープはどこに使われるの?
では、この長ったらしい名前のストレッチバインダーテープはどこに使われるのでしょうか。皆さんも一度はこのテープを見たことがあると思いますよ。わかりましたか?
このテープが一番使われているのが、フリースの袖口や裾なんです。フリースの写真がなくてゴメンなさい。フリースの袖口にはこのテープが付いているはずなので、確かめてみてください。袖口にこのテープをバインダー使いすることで、生地のほつれを防止でき、尚且つ、ストレッチ性があるので、袖口を締めることができます。
最近だとダウンベストのアームホールやポケット口にも使われています。ストレッチ性があるので、カーブでも縫える訳です。しかも、アームホールだと適度な締め付けもできます。ポケットのダラっと開き放しになりません。
ストレッチバインダーテープの種類は?
ストレッチバインダーテープの種類は豊富です。よく使うのが、上で紹介したポリエステルのニットストレッチバインダー。薄手のタイプも有ります。
グログランテープでストレッチバインダーも有ります。
ラメの入ったタイプ。片側のみラメが入っています。
杢調(もくちょう)タイプ。杢とは糸の色を混ぜて作ったもので、大人っぽい霜降り調の柄が特徴です。
ちょっと派手目なシャンブレー柄。このシャンブレーは、黒糸と違う色糸を縦糸、緯糸で変えて使っています。
更に、ストライプ柄も有ります。スポーティーになりますね。
更に更に、私も驚きましたが、アニマル柄なんていうのも!ワイルドですね!
まとめ
ストレッチバインダーテープのことを紹介してきました。他にも色数のかなり多いものや、ナチュラルテイストのものなども有ります。当社のショールームに来ていただければ、これらの現物のサンプル帳を見ることができます。ショールームは予約が必要ですが、無料開放していますので、ご利用ください。ショールームの情報はこちらから。ご予約は下記の問い合わせフォームからでも構いません。
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