ファスナーの引き手をオリジナルにしてブランド力を高めよう!

ファスナーのお話です。ファスナーは日本で言うと、YKKが当たり前。何も言わないとYKKのファスナーが出てきます。それもそのはず、日本ではYKKがファスナーのシェア95%ですからね。

今回、そんなファスナーの中の「引き手」とか「スライダー」と呼ばれる、開けたり閉めたりする部分のパーツのことを紹介します。その引き手の部分がオリジナルだと、グッと洋服のブランド感が高まります。オリジナル引き手のことをお話します。

 

スライダー(引き手)とは?

まず、ファスナーのスライダー(引き手)を見てみましょう。スライダーはそれを引っ張って上下に動かすことで、ファスナーを閉めたり開けたりするものです。皆さんも使っていますよね。そのスライダーの中でも指で摘んで引っ張る部分を「引き手」と言います。スライダーは引いて動く部分全体を指し、引き手は引っ張る部分だけを指していると思ってください。

皆さんも一度は見たことがあると思いますが、引き手の部分に「YKK」というロゴが入っているものがYKKのスライダーには多いです。他には「YKK」のロゴが入っていなくても、形状がすでにたくさん使われているものも多いです。デザイナーの人には、YKKのロゴや形状が一般的過ぎて面白くないという声もあります。初めに述べたように日本ではシェア95%ですから、仕方がないです。

オリジナル引き手を使う!

引き手の部分をYKKの既製品ではなく、オリジナルにしたいという要望がよくあります。少しでも差別化を図りたいですからね。例えば、引き手部分をオリジナルの形状にしたり、引き手にブランド名を入れたりします。このオリジナル引き手を作るのにもいくつかの方法があるので紹介します。

YKKでオリジナル引き手を作成する

一番手取り早いのは、YKKでオリジナルの引き手を作ってもらうことです。この場合、型代という初期費用が発生するのと納期がそれなりに掛かります(通常3〜4週間程度)。

また、YKKではスライダーがないとファスナーの生産ができないので、スライダーの在庫管理をきっちりしておかないと、スライダーが無いからファスナーが生産できないってことになってしまいます。

それらの型代、納期、在庫管理をクリアできれば、YKKで作成するのが、手取り早く、単価もリーズナブルにできます。なぜなら、ファスナーを発注する段階でオリジナル引き手が指定できるので、無駄がありません。この後に紹介する後付けのタイプだと、後付け用のスライダーをファスナー発注時にYKKに頼み、別で後付け引き手を発注、購入する必要があるからです。

後付け引き手を利用する

YKKのスライダーには後から引き手部分を付けられるものがあります。衣料品でよく使うタイプは、「CA」というものと「ZA」というものです。どちらもYKKの既製品なので、スライダーの在庫管理の必要はありません。まず、「CA」タイプを見てみましょう。

後付け引き手を付ける前のCA

後付け引き手を付けた後

この「CA」を使った場合は、後付け引き手の部分だけを、オリジナルで作成すればいいです。型代は掛かりますが、YKKでなくても作れるので生産背景は増えます。

さらに既製品の後付け引き手もバリエーションが豊富です。既製品ですと、もちろん型代は不要ですし、在庫を持つ必要もありません。

アイリスさんの見本帳より

アイリスさんの見本帳より

「ZA」タイプを利用すると、CAよりスライダーと引き手が一体に見えるので、スマートに見えます。「ZA」は、スライダーの箱の部分に直接引き手を差し込むので一体感が増します。ZAタイプの引き手にも既成品がありますが、CAほど種類はありません。

左が付ける前、右が装着後

レーザー彫刻でオリジナル性を出す

既製品の引き手は型代が掛からないメリットがありますが、オリジナル性という意味ではオリジナル性は少ないです。そこで、金属の後付け引き手にレーザー彫刻でブランドロゴを入れるという方法があります。これですと、初期費用は掛かりますが、オリジナル引き手を形から作成する金型は必要ないため、かなりリーズナブルにオリジナルを作れます。

後付けシリコン引き手を使う

後付けでシリコンキャップを付けられるスライダーもあります。これは既製品のYKKのスライダーの引き手部分にシリコンキャップを差し込むのですが、このシリコンキャップをオリジナルで作成することができます。オリジナルを作成するのには型代が掛かりますが、スライダーは既製品なので準備する必要ありません。スポーツウェアにぴったりなスポーティーな引き手になります。シリコン製なので、滑り止め効果もあります。

シリコン引き手装着前

シリコン引き手装着後

まとめ

ファスナーの引き手をオリジナルにするだけで、洋服のブランド力は確実に上がります!オリジナルの作り方にもいろいろな対応方法があります。初期費用、使用量、コスト、納期等の条件に合わせて、適切な方法を選んでくださいね。私たちにもお気軽にお問い合わせください。

ファスナーの選び方も載っている小冊子「付属選びのハンドブック」を無料配布しているので、ご希望の方は下の問い合わせフォームから。備考欄に「ハンドブック希望」と明記してください。

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社クロップオザキの代表取締役 尾崎博之。生地、ボタン、ファスナーなどのファッション資材を扱う会社での営業を20年以上経験。顧客はアパレル会社、セレクトショップ、商社など幅広い。その経験と知識を生かして、ファッション資材に関する悩みを解消したり、資材調達の手間を省くための活動を行っている。 詳しいプロフィールはコチラ