今回紹介するのは、モールワッペンです。ワッペンと一口に言ってもいろいろなものがあります。刺繍のワッペンだったり、プリントのワッペンだったり。そんなワッペンの中で、ちょっと変わったワッペンなのが、モールワッペンです。
モールワッペンとは?
モールワッペンとは、金属モールワッペンとも言われますが、ブレザーや制服・制帽なんかに付いている金属のモールを使って作られたワッペンです。こんなのです(下写真)。みなさんも、一度は見たことがあると思います。ヨーロッパの王室の紋章をモチーフにしたようなワッペン。
このモールワッペンですが、刺繍糸でモールワッペン風にしているものもありますが、本物は刺繍のワッペンとは違います。モールワッペンのモール(金属モール)とは細い金属線をコイル状にしたもので、モチーフを表現しています。
モールワッペンの生産
刺繍は機械でできるのですが、このモールは、全て手作業になります。一点、一点手作りということです。手作りなので、一点一点若干の違いがあり、それがまた、味になります
このモールワッペン、日本ではほとんど生産しておらず、インド、パキスタン、中東で生産しています。当社もパキスタンの工場から輸入してきます。
モールの色は、金、銀が中心になりますが、その中にも何種類か色を選ぶことができます。また、カラーものもグラフィックに合わせて、作成することができます。
納期はサンプルで10日、量産で1ヶ月ほどで出来上がってきます。最低ロットも50くらいから作成可能です。お気軽にご相談ください。
カジュアルなモールワッペンも
高級感があって、結構人気です。特に小さいワッペンをパーカーに付けたりして、カジュアルに使用するのも多いです。刺繍とのコンビネーションや、ビーズと組み合わせたものも作れます。下のコンバース風のものは刺繍とモールのコンビネーションです。
モールワッペンの注意点
ここで気を付けねばならないことがあります。モールワッペンは金属なので、洗濯ができないません。クリーニングもダメです。なので、取りはずし出来るようにして洋服に付けてください。よく使うのがタックピンやブローチピン。マジックテープを使う場合もあります。以前、海外で金モールが直接縫い付けられたポロシャツを買って、洗濯機で洗ってみたらモールがビヨーンと伸びて、ダメになってしまいました。
もう一つ、注意点として、このモールワッペンは検針機対応になっていないので、検針機には引っ掛かってしまいます。洋服には後付けでお願い致します。
まとめ
モールワッペンは金属モールというものでモチーフを表現したワッペンです。生産地はインドやパキスタンがメインで、全て手作りで作られています。洗濯ができないのと、検針器対応になっていないので、使用上はご注意ください。小さいモールワッペンをオマケ的に付けるのもいいかもしれませんね。モールワッペンに関するお問い合わせは、次のお問い合わせフォームからお願いします。
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