年末になりクリスマスの昨日はかなり道が混んでいたようです。今朝の岩本町交差点ですが、靖国通りの新宿方面は車がやはり多いですね。安全運転で時間に余裕を持って行きましょう。
ボタン、ファスナー、生地など洋服の資材を扱う株式会社クロップオザキの2代目社長の尾崎博之(@cropozaki)です。
さて、今日のお話は、「トランプ大統領の自国第一主義」についてです。
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トランプ・ショックのクリスマス
めずらしく時事ネタを書きます。クリスマスの昨日は「リーマンショック級」という言葉が飛び交い、株価が世界的に下落しました。その一因を作っているとみられるのがアメリカのトランプ大統領。トランプ大統領のFRB批判、シリア撤退に端を発したマティス国防長官の退任。しかも退任時期が2月から年内に早まる始末。ニュースの見出しには「トランプ・ショック」の文字が踊ります。これからの世界経済、世界情勢がどうなっていくのか不安視するのを受けての株安だと報じられています。
マティス国防長官は、トランプ政権の中では最後の砦となっいた良識派でトランプ政権の重し役になっていました。そんな人物が政権を去ることになります。もうトランプ氏の周りにはイエスマンしかいなくなり、トランプ氏が先鋭化することが不安視されています。
アメリカン・ファーストは合理的?
トランプ氏の掲げる「アメリカン・ファースト」自国第一主義を鑑みると、シリアからの撤退はアメリカだけの問題ではないので、短期的には合理的な判断であるように思います。駐留費だけでも膨大でしょうし、人的犠牲もはらんでいますから。しかし、シリアから米軍撤退により、シリア国内はおろか、中東全体のバランスが崩れ、ISのようなテロリストが復活する可能性があります。また、シリアの混乱に乗じてロシアが中東での力を付け、パワーバランスが変わり、ロシアが主導権を握っていくなんてこともあり得ます。これは米国にとっても看過できないことで、国益が脅かされる可能性があります。例えば、シリアで復活したテロリストがアメリカを攻撃するとか。長期的には米国にとっても問題が多いと思います。
自国第一主義は国民には快く聞こえるでしょう。しかし、これは短期的なのです。トランプ氏の行っていることは短絡的な自分たちの時代、今の有権者だけよければいいことばかりのように感じます。TPPからの離脱、温暖化問題はないとしてのパリ協定からの脱退、中国との貿易戦争、そして、シリアから米軍撤退。後々大きな問題にならなければいいですが、大きな問題をはらんでいるように感じてなりません。
フェイクニュースと言って、マスコミを批判するトランプ氏。日本でも報道されていることや論調はトランプ氏に否定的な報道が多いです。その報道に惑わされてはならないと思いますが、今回のシリア撤退、マティス国防長官の退任のニュースにはショックを受けました。
自社第一主義の会社は成り立たない
国のトップは国益を守り、国民を守っていくのが使命であります。会社の経営者であれば、会社を存続させ、社員を守っていくことです。国の運営とは規模や複雑さは比べものになりませんが、会社を存続させるために自社第一主義にはなりません。自社第一主義とは自社の利益のことしか考えていない訳で、それではお客様は離れていきます。結果、自社第一主義では社員も守れなくなってしまいます。
国の場合、お客様というのはいませんが、国と国は何らかの利害関係がある訳です。なので、お互いの国の利益も考えていく必要があります。いくら米国のような大国でも1国では存続していけないのですから。さらに地球という同じ場所に各国が存在しているのですから、その地球を守ることは各国が協力してやっていかなければならないことです。自国第一主義をすべての国が取ったら、世界はバラバラになってしまいます。特に米国のような大国がそれでは・・・
だからといって何かできる訳ではないのですが、今後の世界が平穏に進むことを願っています。2018年暮れに思うのはそんなこと・・・
今日の教訓
国民も政治に関心を持つ!
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