ボタンにブランドロゴが入っているものを見かけます。特に海外の高級なブランドだったり、ゴルフウェアのボタンにもだいたいロゴが入っています。ブランドロゴを入れる事で、商品の付加価値を上がります。ロゴを入れることで、オリジナル性が増すためです。今回はそんなオリジナルのロゴ入りボタンを作る方法をご紹介します。
このページの目次
オリジナルロゴ入りボタンの作り方
まず、オリジナルでボタンを作る方法として、形や材料から別注でボタンを作る方法があります。これは素材にもよりますが、最小ロットが大きくなるのと、初期費用として型代が発生するので、ハードルが高くなります。
一方で、既存のボタンにレーザー彫刻でブランドロゴを入れてオリジナル感を出すという方法だと最低ロットも少なく、初期費用もリーズナブルです。今回はそんなレーザー彫刻加工をご紹介します。
レーザー彫刻とは?
レーザー彫刻とは、レーザー光線を照射して削るもので、データを入力するとレーザー彫刻機が自動で彫刻をしてくれます。ボタンの場合、照射した部分が凹になります。ブランドもののシャツのボタンをよく見ると、ブランド名がボタンに入っていることが多いと思います。これはボタンにレーザー彫刻でロゴを入れたものです。
レーザー彫刻をするときの条件は?
まずはボタンの素材ですが、貝、ナット、水牛、木、ポリエステル、ユリア樹脂、ラクトなどほとんどのボタンにレーザー彫刻をすることができます。ただ熱に弱いナイロン、アクリルはレーザー彫刻に向かないです。また、金属ボタンにもレーザー彫刻は可能ですが、凹までは行かず、表面のメッキが削れ、内側の色が出る程度です。
次に最小ロットですが、100ヶから可能です。経済ロットとしては10,000ヶくらいあるとリーズナブルに生産可能です。
初期費用としては、型を起こす必要はないので型代は発生しません。その代わりにデータを彫刻機に入力するデータ入力代が12,000円程度掛かります。これは一回目だけなので、それ以降の追加生産時には不要です。
レーザー彫刻の種類
表面にレーザー彫刻
一番一般的なのは、ボタンの表面にレーザー彫刻するものです。素材によって文字の出かたに違いがあります。ユリア樹脂のボタンはレーザー彫刻をすると彫刻した部分が白っぽくなります。なので、ロゴが目立ちます。2次加工を入れて白を消すことも可能です。
貝、ポリエステルは同色に凹になります。もし白だとか黒の色を入れてロゴを目立たせたい場合には、2次加工で墨入れと言って、凹部分に色を入れる加工をします。
薄い色のナット、水牛ボタン、木ボタンはレーザーを当てることで色がこげ茶に焦げるように出ます。
側面にサイドレーザー彫刻
表面以外にはサイドレーザーと言って、ボタンの側面にレーザー彫刻をすることも可能です。表面だと目立ち過ぎるので、サイドに何気なくロゴを入れるカッコよさがあります。ただし、サイドレーザーの方が表面に施すより手間が掛かるので、加工賃が高くなります。
デジタルプリント
レーザー彫刻ではないのですが、デジタルプリントと言ってボタンにプリントを施す手法もあります。これも初期費用がリーズナブルで最小ロットも少ない数で可能です。レーザー彫刻より多彩な色や細かいデザインでも表現できます。
まとめ
どうでしてたレーザー彫刻。 オリジナルのロゴ入りボタンを作るのはハードルが高いと思いがちですが、最小ロットも少なく、初期費用もリーズナブルなので、意外に気軽に作成できますよ! シャツなんかだと使う個数も多いので、結構すぐ消化できますしね。オリジナルロゴ入りボタンを作成して、洋服の付加価値をあげてみてはいかかでしょうか?
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