ボタンのサイズってどこで計るの?

ボタンはご存知の通り丸いものです。たまに四角とかもありますが、基本は丸形。ボタンのサイズは直径で計ります。そしてサイズは日本ではミリメートルで表示します。今日はそんな基本的なボタンのサイズのお話です。

 

ボタンのサイズはどんな単位?

先ほども話しましたが、ボタンのサイズは直径で表します。ちなみに四角のボタンは対角線で計ります。サイズはミリメートル(mm)です。一般的に使用されるボタンだと、小さいものだと8mm, 9mmくらいから大きいものだと35mmくらいまであります。ボタンのサイズ展開は素材や形によって若干違いますが、一般的には、9mm, 10mm, 11.5mm, 13mm, 15mm, 18mm、20mm, 23mm, 25mm, 28mm/30mmというのがよくあるサイズです。

用途によって違うサイズ

用途別のサイズを説明します。

シャツの場合

まず、シャツですが、シャツについているボタンは小さいですよね。最も一般的なサイズは11.5mmです。レディースとメンズどちらにも使用できるサイズです。レディースのブラウスなどは少し小さい10mmを使うこともよくあります。メンズは逆に13mmを使うこともあります。

10mmの貝ボタン

ボタンダウンのシャツの場合、衿のところは9mmか10mmを使います。また、袖の剣ボロのところもひと回り小さい9mmや10mmを使います。

フロントと袖は11.5mm、衿と剣ボロには10mmのボタン

ジャケットの場合

次にジャケットですが、フロントのボタンは20mmを使い、袖や内ポケットのボタンは15mmを使うのが一般的です。内ポケットのボタンも15mmを使用します。

フロントボタン

袖ボタン

パンツの場合

スーツのパンツやスラックスには、フロントもポケットも15mmのボタンを使うのが多いです。一方で、カジュアルパンツになるとフロントボタンにはスーツのパンツより大きめのボタンを使うこともよくあります。18mmや20mmです。一般的にカジュアルパンツでも15mmが多いですが。


このパンツは20mmの金属ボタンが付いています

ジーンズの場合

縫い付けではないジーンズのフロントに付くタックボタンは17mmというサイズが一般的です。ボタンフライ(前立てもボタン仕様)のところはワンサイズ小さい14mmを使います。タックボタンは縫い付けボタンとは微妙にサイズも違います。これはアメリカのライン(line)というサイズ単位から来ています。フロントはライン27、ボタンフライはライン24です。

コートの場合

最後にコートですが、フロントボタンには大きめの23mm, 25mmのボタンが付くことが多いです。レディースのコートですと、もっと大きな28mmとか30mmが付くこともあります。

メンズのコートのボタン サイズは23㎜

レディースのコート 28㎜のボタン

まとめ

ここに書いたサイズは一般的なものですので、デザインによって大きく変わることもあります。そして、デザインは自由なので、これに縛られる必要は全くないです。どんどん常識から外れたサイズを使ってもらえたらいいですね!

ボタンに関するお問い合わせはこちらまで

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社クロップオザキの代表取締役 尾崎博之。生地、ボタン、ファスナーなどのファッション資材を扱う会社での営業を20年以上経験。顧客はアパレル会社、セレクトショップ、商社など幅広い。その経験と知識を生かして、ファッション資材に関する悩みを解消したり、資材調達の手間を省くための活動を行っている。 詳しいプロフィールはコチラ