ファッション資材の知恵袋ブログ!
さて、今日のお話は「プラスチックドットボタン」です。プラスチック製のドットボタンのことです。
ドットボタンとは?
まずは、今回もおさらいでドットボタンの説明から。ドットボタンは、ブルゾンの前立てやパンツのフロントに使われるホックのこと。パチンと止めたり、外したりするもの。
ドットボタンの素材でよく見掛けるのは金属のものです。このブルゾンも金属のドットボタンです。
今回、紹介するのはドットボタンですが、金属ではなく、プラスチック製のドットボタンです。
プラスチックドットボタンとは?
プラスチックドットボタンというのは、プラスチック製のドットボタンのことです。軽量なのと、見た目のカジュアルさから、スポーツウェアや子供服などに使われることが多いです。
表面に出るキャップのサイズは、8mm~18mmまで揃っていて、色もいろいろあります。
プラスチックなので染色が可能なものもあります。
このプラスチックドットボタン、我々は略してプラドットというので、これ以降はプラドットでいきます。
プラドットの特徴
プラドットの最大の特徴は、軽いということ。スポーツウェアは軽い方が
いいので、このプラドットがよく使われます。軽いので付く数量が多くても
大丈夫です。
また、小さいサイズのものは、金属に比べて取り付けた部分が薄いので、
目立たないように取り付けたいところによく使われます。
ゴルフをされる方は、レインウェアの袖を取り外す部分にプラドットが付いているのを見たことがありませんか。
こういう場所は数が多く付きますし、薄く仕上げたいところなのでプラドットが使われます。
また、袖を両方取り外して元に戻すとき、袖が右のものか、左のものか分からなくなってしまうので、プラドットを一色だけ違う色を付けたりします。こういうことができるのも、色数の多いプラドットならでは。写真のものは右袖のひとつだけ白です。
金属ドット見えるプラドット
プラドットですが、金属ドットに見えるものも出ています。キャップの部分を塗装して金属ぽく見せているもの。
さらに、真鍮でキャップの表面を包んだもの。メッキで色を付けることが可能です。ロゴを入れることもOKです。
これらのプラドットは、表からの見た目は金属ドットと同じです。しかし、金属ドット比べると軽量なんです。真鍮でカバーしているボタンでも、金属ドットの半分の重さです。
実際にこれが使われている製品がありました。表の見た目は全くの金属ドットですが、開けるとプラドットなんです。
まとめ
プラドットはカラフルな色が多く、軽量なので、スポーツウェアや子供服によく使われています。最近では、金属ドットに見えるキャップを使って、下組はプラドットというものもあります。表面からの見た目は金属ドットに見えるのに、軽量というのが可能です。洋服の軽量化もトレンドでもあるので、金属ドットの代わりに、このようなプラドットを使うことも増えてきています。
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