新橋からゆりかもめに乗り、青海駅へ。駅の隣はもう港。大きな船が停泊して、車を積み込んでいました。車の運搬船。あまり見ない光景です。
ボタン、ファスナー、生地など洋服の資材を扱う株式会社クロップオザキの2代目社長の尾崎博之(@cropozaki)です。
さて、今日のお話は、「立体的思考ということ」についてです。
team LABO ★ Borderless
青海の駅の港とは反対側には、港の仕事モードの風景とは正反対のショッピングモールのビーナスフォートに、ライブハウスのゼップ東京、トヨタのMEGA WEB、そして大観覧車。その一角に期間限定で開かれている「team LABO ★ Borderless」に行って来ました。
誘われて行って来たのですが、何があるのかも全く知らずに入場。真っ黒の幕を開けて中に入るとこんな映像が飛び込んで来ます。部屋中にこんな映像が!「なんだ、これ!?」というのが初めの印象。室内は映像以外照明がほとんどないので、基本暗いです。壁や鏡で部屋が仕切られていますが、順路も基本ないので、何が何だかよくわからない。
同じような映像に囲まれながら、歩いていると「運動の森」という表示があり、階段を3階分くらい上がって行きました。そして、その上がりきった場所には、映像と遊ぶ空間が広がります。映像が私たちの動きに連動したりします。そして、面白いのが床が平面でなく、凸凹坂になっています。そこの床にも映像が映し出されます。
「運動の森」というくらいなので、いろいろ体を動かす部分があり、トランポリンや滑り台、ブランコを渡り歩いていくものなど。全て映像との組み合わせです。
また、光るバルーンがたくさんある空間も。色が変わります。
他にも今まで見たことのない映像が壁、床に映し出されます。
平面の壁に映し出されているのですが立体的に見えます。また、画面中央部分の床は小山のように盛り上げっています。レザー光線と音楽を組み合わせたものも、凄かった。
動画で伝えたいのがコレ↓↓ スピード感に立体感。これが平面に映し出されたものなのかと目を疑います。
立体的思考、高次元的思考
全く前情報を持たずに参加しましたが、凄かった! 2時間は過ごしましたかね。最後に読んだ掲示板の内容が印象的でした。
文字が小さいので要約すると
卵の黄身を卵を割らずに取り出すことができますか? 我々の住む3次元の世界ではできませんが、4次元であれば取り出せます。難しいので、2次元と3次元の比較で考えてみます。目玉焼きがあり、黄身だけを取り出すには、3次元の世界ではスプーンで黄身を上からすくえば白身に触れずに取り出せます。一方、2次元の世界では、平面なので、黄身に直接アプローチをするという発想は生まれなく、白身を端から壊して、黄身に辿り着くとなるのです。次元の違う発想とはこの2次元と3次元の発想の違いです。
そして、今、私たちの暮らす世界は3次元なのに平面的なものが多い。紙や本、テレビ、スマホでも平面。知らず知らずに頭だけで世界を平面的に認識しているのです。世界を平面で認識していると、思考は平面的になってしまう・・・
なるほど、なるほど。立体的な3次元の世界にいるのに、2次元の平面的な思考になりがちなんです。だから、このteam Laboでは、立体的思考を促がすために、映像という2次元的なものを3次元の立体的な場所に映し出し、見る人が身体を実際に動かすように仕向けているのです。
そうか、平面的な思考が自分も多いなあと感じます。まず、誘われなければ、こういうアートに触れようとも思わないのが、まさしく平面的ですよね(笑)身体はどんどん立体的に育っていくのにね。
休憩で飲んだお茶にも映像が映し出される演出。立体的思考だわ。感心・・・
今日の教訓
足の裏の感覚でも鍛えよう(笑)
今日のボタン
レディースのチュニック。背中部分のアジャストするための共地のテープ。調整用に使われて金具は以前にも紹介したDカン。このDカンを2つ使うとテープが止まります。これは丸カンでも、角カンでも同じようにできます。丸カンは丸型、角カンは長方形の金属パーツ。
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