東南アジアの縫製の中心はベトナム!

ベトナム ホーチミンの朝。綺麗な朝焼けです。久しぶりにゆっくりベッドで横になって寝ることができました(笑)

 ボタン、ファスナー、生地など洋服の資材を扱う株式会社クロップオザキの2代目社長の尾崎博之(@cropozaki)です。 さて、今日のお話は、「ベトナムの縫製」についてです。

ベトナムの縫製工場

ベトナムのホーチミンにやってきました。ベトナムは中国に次ぐ縫製の拠点。当社の資材も中国と同じくらいベトナムに送ることが多いです。東南アジアでの縫製にシフトが7−8年前から本格的に始まり、どこの国が拠点になるのかと思っていましたが、今ではベトナムが中心であることは明らかです。

ホーチミンの縫製工場

ベトナムの縫製工場では日系もありますが、多いのは台湾系、韓国系の工場。ホーチミンに着いて、初めに行った工場も韓国系。やっぱり韓国の会社は動きが早く、中国からいち早く次の地であるベトナムに移っていたのです。

周辺産業も進出

縫製工場の次に行ったのがプリント工場。ここも韓国系です。中国で工場をやっていたが、中国は閉めてベトナムに進出してきたとのこと。引きと次へ移る決断の早さに感心します。

結構面白いプリントも多く、初めて見るようなプリントもありました。すべてベトナムでできるとのこと。こういうのは実際に見てみないとわからないですね。

反射機能を持つ3Dプリント

 

見る角度により柄が変わる3Dプリント

 

やはり現地で見る

縫製業は労働集約型の産業のため、人件費の安い方、安い方へとシフトしていきます。ベトナムも賃金上昇のスピードが早く、早くも次の国に移動し始めている工場もあります。カンボジア、ミヤンマー、バングラディシュなど。そして、工場が移動するに従って、周辺産業もシフトしていきます。特に原料は日本から輸出するよりも現地調達できる方が、コスト削減になります。なので生地や付属も現地調達が増えていきます。その要望に答え、当社でも中国に現地法人を作り、東南アジアではタイに業務提携先があります。

次に進出するのなら確実にベトナムです。同業大手はすでに進出しています。しかし、その判断は慎重にする必要があります。韓国企業のようにパッと出て、ダメならすぐに引くというのはできません。これはお国柄なのかもしれません。さらに中小企業では人的にも資本的にも限られるので、海外進出は一大決心です。

ベトナムについては日本でもいろいろなところから本格的に情報を取り始めてもいます。しかし、それを日本で聞くのと、実際現地に行って見るとのではやはり違います。ベトナムではまだまだ品質のいい資材調達は難しいと聞きます。現に日本品質に合うかどうかはわかりませんが、プリントでもこれだけのもがもうできる訳です。やはり聞いた情報に頼るのではなく、実際に現地を見ることが大切なのを実感します。

ちょっとこれからベトナムに来る機会が増えそうです。活気に満ち溢れた国。結構好きですね!

今日の教訓

百聞は一見にしかず

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社クロップオザキの代表取締役 尾崎博之。生地、ボタン、ファスナーなどのファッション資材を扱う会社での営業を20年以上経験。顧客はアパレル会社、セレクトショップ、商社など幅広い。その経験と知識を生かして、ファッション資材に関する悩みを解消したり、資材調達の手間を省くための活動を行っている。 詳しいプロフィールはコチラ